恋と仕事に効く名言・格言フレーズ集！モーツァルト編～名曲に込められた愛と感性を読み解く、名言の楽しみ方～

2018.02.07 WED

学校の教科書で習ったり、名前や作品は知っていても、どんな人物だったのかはなかなかわかりませんよね。ですが、遺された名言を知ると、とたんに身近に感じたりします。特に英語で読むと、その時代がよみがえってくるような気がするから不思議なものです。
今回は、古典派クラシックの天才音楽家、モーツァルト（Wolfgang Amadeus Mozart、1756年1月27日 - 1791年12月5日）の名言からご紹介します。

その名を知らない人はいないであろう偉大な音楽家、モーツァルト。ハイドン、ベートーヴェンと並んでウィーン古典派三大巨匠の一人にあげられ、没後200年以上経った今もなお、遺された多くの名曲が人々の心に感動を与えています。幼いころからその音楽の才能を見出されたモーツァルトは、また、非常に勉強家でもありました。
そんな天才の名言なんて、自分には関係ない…と思うかもしれませんが、ちょっと待ってください。周りから抜きんでた才能を持ち合わせていたからこそ、他人から理解されない苦しみや、人には見せない苦労があったことが、名言からうかがえます。そういったことは、仕事にプライベートに一生懸命な大人女子たちにも通じるものがあるのではないでしょうか。それでは、英語原文で見ていきましょう。

あれもこれもしたい！でも時間が足りない…そんなときは

The shorter way to do many things is to do only one thing at a time.
（多くのことをなす近道は、一度にひとつのことだけすることだ）

数々の名曲を遺した天才モーツァルトの言葉とは思えない名言ですが、そこに彼の人間性が垣間見られるフレーズです。
幼い頃から神童として周りからの期待を集めたモーツァルト。ですが、その才能に慢心することなく、さまざまな作曲家たちの曲を勉強し、自分の音楽に取り入れていったそうです。その努力はやはり、私たちと同じように一歩一歩進む道のりだったのでしょう。

周りの視線が気になって、自分の心に素直に行動できないなら…

I pay no attention whatever to anybody’s praise or blame.
（他人の賞賛や非難など一切気にしない）

I simply follow my own feelings.
（自分自身の感性に従うのみだ）

当時から天才と知られたモーツァルトも、周りからの評価に心を乱されたことがあったようです。その結果たどり着いた答えが、自分の感性に従うということ。他人の無責任な言葉に自分の個性を押し込めてしまうのは、もったいないですよね。

結果を出せないのは、スキルや知識が足りないせいなの？

Neither a lofty degree of intelligence nor imagination nor both together go to the making of genius.
（高尚な知性や想像力、あるいはその両方があっても天才の形成に至りはしない）

Love, love, love, that is the soul of genius.
（愛、愛、愛。それこそが、天才の神髄である）

Our riches, being in our brains.
（私達の財産、それは私達の頭の中にあります）

仕事でもプライベートでも、なかなか結果が出ないとき、人はつい、新しくいろいろなものを身につけようとします。あれがあればもっとうまくいくんじゃないか、これがないからいつまでもくすぶっているんじゃないか…と、きりがありません。
そして、そこに心がこもっていなければ、魅力ある結果には遠くなってしまうのです。ある程度のところまできたら、足りないものを数えるよりも、自分がすでに持っているものを最大限にいかしたほうが近道になる場合もあるのです。