恋と仕事に効く名言・格言フレーズ集!ボブ・マーリー編~平和の祈りと魂の叫びを歌に込めた男の物語~
英語を学習するうえで、有名人たちの名言を丸ごと覚えるのはとてもおすすめです。世の中に言葉は無限にあれど、”名言”と言われるフレーズは、人の心に残ってきたものばかり。それを覚えれば、応用してもスマートな会話ができるでしょう。
今回は、数々の名曲で平和をうったえたレゲエミュージャン、ボブ・マーリー(Bob Marley、1945年2月6日 - 1981年5月11日)の名言から。貧しさや差別と戦い、世界中の人々に音楽で勇気と希望を与えたボブの名言は、仕事やプイベートに悩む大人女子の心にもきっと響くでしょう。
ジャマイカ出身のレゲエミュージシャン、ボブ・マーリー。レゲエ好きな人でなくとも、一度はその名前を耳にしたことがあるのではないでしょうか。「レゲエの神様」と呼ばれ、世界中の熱狂的なファンから支持された人物です。
スラム街で育ち、ホームレスだったこともあるほどの貧しさを経験したボブの名言は、反骨精神に彩られながらも前向きなものが多く残っています。そんなメッセージ性の強い名言を、英語原文でピックアップしました。
とにかく未来へ向かって突き進みたいときの声援として
Say you just can’t live that negative way. You know what I mean.
(後ろ向きなやり方では、とても生きては行けないよ。分かるかい)
Make way for the positive day. Cause it’s a new day.
(前向きに進むんだ。毎日が新しい日なんだから)
Love the life you live. Live the life you love.
(自分の生きる人生を愛せ。自分の愛する人生を生きろ)
ジャマイカ山間部の小さな村で生まれ、貧しい少年時代を過ごしたボブ。デビューしてからも最初のうちはまったくレコードが売れず、うまくいかない日々が続きました。また、英国系白人の父親と黒人の母親との間に生まれた混血児ということで、差別を受けたこともあったそうです。そんな彼の名言には、自分自身に言い聞かせてきたのだろうかと思わせる切実さで満ちています。
八方塞がりでどうにもならない状況に絶望しそうになったら
When one door is closed, many more is open.
(ひとつのドアが閉まっている時、もっとたくさんのドアが開いているんだよ)
仕事でも勉強でも、どうにも解決策が見つからない問題にぶつかると、そのことだけを考えて煮詰まってしまうもの。一生懸命に取り組めば取り組むほど悪循環に陥ることもあります。そんなときは、ちょっと視点をずらしてみましょう。思わぬところから、するすると糸がほどけるように流れがスムーズになるかもしれません。自由な精神を愛したボブだからこその名言ですね。
物事をついつい悪い方へ考えてしまうときは
Some people feel the rain. Others just get wet.
(雨を感じられる人間もいるし、ただ濡れるだけの奴らもいる)
恵みの雨と感じるか、それとも、運悪く雨に濡れたとうっとうしく思うか…どちらを選ぼうと、同じように時間は過ぎるのです。なるべくなら物事の良い面を見て、感じて、感謝しながら生きたいですね。
本当の自分を見失いそうになったら
Don’t gain the world and lose your soul.
(世界を手に入れるために自分の魂を失うな)
Wisdom is better than silver and gold.
(賢明さは金銀よりも価値がある)
ボブは、1981年に36歳という若さでこの世を去りました。その死のきっかけとなった病について、医師から進められた治療を断ったのは、宗教上の理由と言われています。家族がどんなに説得しようとしても、断固として拒否したそうです。そこには、自分の信念を貫こうとする覚悟があったのでしょう。そんなボブだからこそ、魂のこもった音楽が人々の心を打ったのではないでしょうか。
まとめ
ボブの魂のこもった言葉、いかがでしたか。その生涯を終えてもなお人々の心に残り続ける名言の数々が、音楽に専念するために14歳で学校を中退した人物のものであることに驚く人も多いのではないでしょうか。
英語習得は、難しい単語の羅列ではなく、いかに心を、自分を表現できるか…そんなことを思い出させてくれるボブの名言は、英語学習のモチベーションを維持するのにぴったりです。