研究者おすすめの英語学習メソッドを使って、洋楽で英語力をアップしましょう。
No Music No Lifeな筆者が実体験して、効果があったと感じた洋楽の英語学習への利用方法をお伝えしたいと思います。「第二言語圏習得学(Second Language Acquisition)」という語学学習のための研究分野の権威も推奨しているメソッドにもはまっていましたので、ご安心ください。
そして前提としてですが、好きなこと、興味があることが学習向上のもっとも大事なポイントです。大好きな海外アーティストの曲や、好きなカテゴリの洋楽を使ってくださいね。
英語力アップに効果的な洋楽の聴き方は?
第二言語習得学(Second Language Acquisition)の研究分野では、日本人の外国語習得についてもさまざまな研究結果が発表されています。そこでは「英語を聞く(インプット)」と「英語を声に出す(アウトプット)」が言語習得の必須プロセスだということが言われています。
「好きな洋楽を大量にきく」ことは、英語の大量音声インプットにつながります。洋楽を使うことは、あなどれない重要な学習方法だったと実感しています。
では、メソッドと見比べつつ実体験に基づいておすすめする、洋楽を使った英語学習方法の手順とアドバイスです。
1.好きな洋楽曲を選び、歌詞をゲットする
好きな洋楽で、
とはいいいましたが、曲選びのときに気を付けるポイントはあります。
いちばん好きなアーティストが、
・メタルロックで絶叫しているだけ
・発音が聞き取れないほど加工されたテクノ
・死ぬほど早口のラッパー
という場合は注意が必要。
スローか、ミディアムテンポで、できるだけスラングやなまりが少ない歌詞の曲を見つけるほうが、英語学習効果を考えると賢明です。
以下に書いた学習方法の2~5ができそうな曲をなるべく選んだ方効率は高いです。
が、まずは「好き」と思える曲であることを優先させてください。
2.歌詞を見ずに洋楽を聞く
もう何度も聴いている曲ならば、あらためてなるべく単語をきき取ろうと集中してみます。リスニング、ボキャブラリー、文法のスキルを同時にアップさせたい人は、きき取れた英語をノートなどに書き出してみましょう。
3.洋楽を歌詞を追いながら聞く
歌詞を目で追いながら曲をきいてみて下さい。ステップ2で歌詞を書き留めていたら、ここで答え合わせをします。読めるし知っていた単語でも、ネイティブがメロディーにのせて発音すると、ずいぶん違ってきこえることが実感できると思います。分からない単語やフレーズは辞書で調べ、歌詞の意味を理解します。単語の意味ではなく、文章全体で理解するように心がけましょう。
4.好きなアーティストと一緒に歌う
最初は歌詞を追いながらでいいので、一緒に歌います。慣れてきたらなるべく歌詞を見ないようにして、アーティストと自分の発音やリズムがシンクロしているか確かめながら歌いましょう。
5.2~4をエンドレスリピート
エンドレスはほんとうにしたら辛そうですが、できるだけ繰り返し2~4のプロセスを繰り返します。「聴く → 理解する → 発声する」ことをループさせることが、洋楽を使った英語学習の一番大切なポイントです。
プロセスがたくさん、と感じるかもしれませんが、好きな曲を上手に歌えるようになりたいと思ったら、自然にこれをやっている人もきっと多いのではないでしょうか。好きな洋楽を英語学習に取り入れてみようかな、なんて気になったときがチャンスです。インプットは、苦がないと思いますので、アウトプットを意識的にやりこみましょう!
「英語力があがる洋楽の聴き方」まとめ
1.曲を選び、歌詞をゲットする
(2-4ができそうな曲を選びましょう)
2.歌詞を見ずに洋楽を聞く
(単語を聞き取ってノートに書きだします)
3.洋楽を歌詞を追いながら聞く
(2の答え合わせをしながら覚えます)
4.好きなアーティストと一緒に歌う
(とにかく真似て歌います)
5.1-4をとにかく繰り返す!
「アウトプット祭り」として、カラオケで熱唱しまくるのもおすすめです。英語の練習にひとりカラオケでストレス解消になればオトク感も倍増。楽しいと脳が感じれば、継続や頭にもよく入ることが期待できます。なぜ、好きな洋楽を使うか、の理由はここです。洋楽を使った英語学習では、楽しむことを大事にしてください。