アメリカ・ニューヨークへの海外旅行で、美術館・博物館を格安で楽しむ裏技。アート大好き女子は必見です。
有名美術館や博物館がひしめくアメリカ・ニューヨーク。せっかくニューヨークに海外旅行したら、ぜひともこうした施設でどっぷりアートに浸りたいですよね。できるだけ安くアート三昧を楽しみたいけれど、いくつかはしごすると入場料だけでもかなりの出費に……。
実はこの入場料、無料&格安に、正確に言えば今のあなたにとって妥当と考える金額に、抑える方法があるのです。
入場料ドネーション制の美術館・博物館なら自分で決めた金額でOK
ニューヨークのメトロポリタン美術館、グッゲンハイム美術館、アメリカ自然史博物館などでは “suggested admission price” に25ドルと表示されています。こうした施設をいくつか回ると、入場料だけですぐに100ドル超えることに。予算が限られた海外旅行では少なくない出費。
けれど、こうした有名美術館・博物館の中に無料~$1で入る方法があります。
そもそも、“suggested admission price" とは日本人が考える「定価」ではなく、「推奨入場料」。“suggested admission price"のかわりに ”suggested donation” という言葉が使われている施設も多いことからわかるように、「ドネーション(寄付)」=「入場料」という考え方。なので、自分で好きな金額を決めて払っていい仕組みなのです。
ですから、それこそ1セントでもシステム的にはOK。ですが、やはりアートを楽しみ、施設や従業員に敬意を払う意味でも、最低1ドルは払うのがマナーでしょう。
海外旅行にいったらぜひ行きたいニューヨークの入場料寄付制の美術館・博物館
- メトロポリタン美術館
(The Metropolitan Museum of Art)
住所:1000 5th Ave, New York, NY 10028
推奨入場料:一般$25
泣く子も黙る超有名美術館MET。言わずと知れた世界最大級の人気美術館です。世界的に有名な作品が多数公開され、全てじっくり見ようとおもったら一日では足りません。ドネーション制を上手に利用すれば、懐事情にあった金額で心ゆくまで楽しめます。
- グッゲンハイム美術館
(Solomon R. Guggenheim Museum)
住所:1071 5th Ave, New York, NY 10128
通常料金:$25(毎週土曜日PM5:45~7:45のみドネーション制)
建築家フランク・ロイド・ライトが設計した建物が印象的なグッゲンハイム美術館。こちらでは、土曜日の2時間だけドネーション制の入場料となっています。
- アメリカ自然史博物館
(American Museum of Natural History)
住所:Central Park West & 79th St, New York, NY 10024
推奨入場料:大人$22
恐竜の骨格標本をはじめとした多くの動物の展示物があります。映画 “ナイトミュージアム” の舞台となった博物館としても有名です。
- ホイットニー美術館
(Whitney Museum of American Art)
住所:99 Gansevoort Street,New York, NY 10014
推奨入場料:大人$22(金曜日18:00-21:00のみドネーション制)
数年前にハイラインパークのすぐそばに移転。アメリカ合衆国の近代・現代美術作品を多数所蔵していることで知られています。
まとめ
ドネーション制は”suggested admission price(推奨入場料)"と”1ドル”の2択ではありません。基本的には、お財布と自分の価値観と相談するのがスマートと考えるべきシステム。
ちなみに私は未成年者が同行している場合、彼らは1ドル、自分は”suggested donation”の金額をそのまま払います。決して小さな金額ではありませんが、無類のアート好きとしてこうした施設が一般公開されていることに感謝をこめ、せめて自分ができることとしての「寄付」と考えるからです。
一方、未成年者には本物のアートの素晴らしさをどんどん見て、体験して、感動して欲しい。そういう機会を若者に提供できる社会が素敵だと思うので、未成年者は最低ラインの1ドルが妥当な入場料だと判断して利用しています。
こうしたことは、ほんとうに人それぞれの考え方があるもの。正解はひとつではないとおもいます。安さにとらわれず、「自分にとって何ドルだったら妥当な金額だと思うか」をしっかり考えて、利用してみてください。